【初心者向け】リフォームローン申し込みの流れを解説!必要書類や審査内容も詳しく

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「リフォームローンってどういう流れで申し込むの?」

「申し込むときにどんな書類を準備すればいいの?」

「リフォームローンの審査は緩いって本当?」

こういった疑問を持っている方が多いのではないでしょうか?

この記事では以下の項目について解説します。

  • リフォームローンを利用する流れ
  • リフォームローンの審査基準
  • ローンを利用するに当たって重要なポイント

上記をしっかり把握して、不安なくリフォームローンを利用しましょう。

リフォームローンを利用する流れ

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リフォーム費用を手軽に借りられることで人気のリフォームローン。リフォームローンを利用するまでの主な流れは以下の通りです。

  • リフォーム業者への見積もり
  • 仮審査
  • 本審査
  • 契約手続き・融資実行

4つの項目をひとつずつ解説していきます。

リフォーム業者への見積もり

リフォームしたい箇所が具体的に決まったら、リフォーム業社に見積もりを出してもらいます。見積もりは複数の業者に依頼しましょう。複数の業者に見積もってもらうことで工事価格や施工内容を比較でき、費用の相場が分かるからです。見積もってもらうのは、3社ほどが目安です。

リフォーム会社はいくつかのタイプに分かれます。大手ハウスメーカーは豊富な実績を持っており、幅広いサービスが魅力です。住宅設備機器メーカーは浴室やキッチン、トイレなど自社製品のリフォームに詳しいのが特徴。

地方工務店は地域密着型でスピーディーに動いてくれます。工務店が近くにあれば気軽に相談も行えます。またデザインにこだわりたいという方は建築設計事務所に相談するとよいでしょう。

気になった業者が見つかったら、一度ホームページを見ることをおすすめします。会社の詳細やリフォーム事例を確認することでよりイメージが湧きやすくなるからです。見積もりは現地調査で業者が実際にリフォーム箇所を確認します。この際に完成希望時期や予算も伝えるようにしましょう。

耐震リフォームの場合は耐震診断が必要で費用もかかる場合もあります。見積もりで作成された書類は、ローン審査を申し込む際に必要です。

仮審査

リフォームローンの流れとして「仮審査」「本審査」があります。仮審査の申し込みはネットで行う金融機関が多いです

主な入力内容は以下の通りです。

仮審査の結果は早いところで1日、遅いところでも1週間で分かり、メールで通知されます。

本審査

仮審査が承認されたら、本審査への申し込みをします。ネット銀行はネットで申し込みができますが、他の金融機関は窓口か郵送での申し込みが多いです

本審査ではいくつかの提出書類があります。

  • 本人確認書類
  • 資金使途証明書類
  • 年収を確認できる書類
  • 借入申し込み書類

本人確認書類として運転免許証とパスポートのいずれか、また外国人であれば在留カードが必要です。資金使途証明書類とはローンの使い道を証明できるものです。リフォーム会社が作成した見積書や工事請負契約書が必要になります。

年収を確認できる書類は就業形態によって異なります。会社員の場合は源泉徴収票、自営業やフリーランスの場合は納税通知書を用意してください。借入申込書類とはローンを申し込むための書類で、記入内容は金融機関によって異なります。本審査の結果は1~ 2週間で出ます。

契約手続き・融資実行

本審査が承認されたら契約手続きを行います。実際に店舗に行くほか、郵送での手続きも可能です。契約の締結の際には主に以下の書類が必要です

  • 本人確認書類
  • 融資金の入金口座を証明できる書類

本人確認書類は先述した通り運転免許証やパスポート、在留カードのいずれかを提出します。融資金の入金口座を証明できる書類は入金口座の通帳が必要です。融資実行はリフォーム工事が完了した後です。

リフォームローンの流れと一緒に審査基準も把握しよう

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リフォームローンを利用するにあたって、ちゃんと審査が通るのか気になる方が多いでしょう。リフォームローンには2種類あり、無担保型と有担保型に分けられます。審査の通りやすさはローンの種類によって異なります。

無担保型の審査

無担保型とは建物に抵当権をつけないタイプのローン。借入金額が少なく無担保型の審査は比較的緩めです。収入や勤続年数、クレジットカードの返済遅延といった本人の信用性をチェックされます。審査結果は早く、中には即日で出る金融機関もあり、手軽に借りられるローンです。

有担保型の審査

有担保型は建物に抵当権をつけるタイプのリフォームローンです。借入期間が長く、1億円まで借りられますが、住宅ローンと同じくらい審査が厳しいです。審査結果が出るまで1週間から1ヶ月かかります。

国土交通省の「令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」によると、以下の審査項目は民間の金融機関の9割が融資を行う際に重視しているとされています。

  • 完済時の年齢
  • 健康状態
  • 担保評価
  • 借入時の年齢
  • 年収
  • 勤続年数
  • 連帯保証
  • 金融機関の営業エリア

最も重視する項目は完済時の年齢。有担保型は借入期間が最長で35年と長く、ちゃんと完済できるかチェックしていることが分かります。

2番目に多かったのは健康状態。有担保型のリフォームローンを申し込む際に、団体信用生命保険の加入を求められる場合があります。団体信用生命保険とは、ローンを契約している者が返済中に亡くなった際に返済を肩代わりするものです。

持病を抱えている方や健康状態が悪い方は加入できず、リフォームローンの利用ができない可能性があります。

リフォームローンの流れを把握したら重要なポイントもチェック

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次にリフォームローンを利用するにあたって重要なポイントをまとめました。以下のポイントを頭に入れて、理想のリフォームを目指しましょう。

悪質リフォーム業者に注意

リフォーム業界には高額な請求をしたり、不安を煽って契約を迫ったりする悪徳業者が存在します。高額な費用を払うとその分ローン返済の負担も大きくなってしまいます。

こうした悪徳業者の被害に遭わないためにも、複数の業者に見積もってもらいましょう。またアポなし訪問の業者は絶対に断るといった対策も必要です。

ライフプランと照らし合わせて無理のない返済計画を立てる

リフォームローンを利用する前に、必要な資金を貯めることができるのか計画を立てるとよいでしょう。例えば住宅ローンを返済中の場合は、二重のローンを背負うことになります。子どもを大学まで行かせるとなると、教育費は合計1,000万円を上回ります。

今後のライフプランについてしっかりシミュレーションを行って、無理のない返済計画を立てましょう。

ローンの各金利体系のメリット・デメリットを理解する

リフォームローンの金利体系として固定金利と変動金利があります。選択した金利体系によって返済総額が異なるため、両者の特徴をしっかり把握しておくことが大切です。

固定金利は完済まで金利がずっと固定されているものです。メリットとして返済計画が立てやすいことが挙げられます。一方で変動金利より返済総額が高くなることに気をつけましょう。また固定金利選択型といって固定金利期間の終了後に固定金利か変動金利かを選べるものもあります。

変動金利は年2回金利が見直しされ、返済期間中に金利が変動するものです。固定金利より金利が低いことがメリットです。しかしデメリットとして金利が上昇して返済計画に狂いが生じる可能性があることが挙げられます。

リフォームローンの流れを把握して不安なく制度を利用しよう

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今回はリフォームローンを申し込む際の流れについて解説しました。

  • 流れはリフォーム業者への見積もり→仮審査→本審査→契約手続き・融資実行
  • 無担保型の審査は緩いが、有担保型は厳しく完済時年齢や健康状態がチェックされる
  • リフォーム業者選びや無理のない返済計画、金利体系の理解が重要

以上の3つをしっかり把握して、不安なくリフォームローンを利用しましょう。

リフォームローンをさらに詳しく知りたい場合は「リフォームローンとは?ローンの種類や金利、申し込みの手順を徹底解説!」もご覧ください。